パシュミナとカシミヤ
パシュミナとカシミヤの違いってご存じですか?ベビーキャメルヘアーって聞いたことありますか?
ドバイに行ったら、ラクダのものを沢山買ってこようと思って出かけました。何せ素晴らしいエネルギーがある動物なので、そのエネルギーを是非とも借りたいと思ったからです。
ラクダの毛は温かいという事をお伝えしました。ラクダ自身寒さにも暑さにも耐えられるような体です。過酷な地域で生き抜いていくための体になっています。強いんですよ。
ベビーキャメルヘアーは、生後半年までの子供のラクダからとれるため、とても高価になってしまいます。彼らは自然に落ちた毛を拾い集めるので、そういう事も考慮にいれると良い品だと思います。
それ以上に「ビクーニャ」というラクダ科の毛のショールになると、数十万円は当たり前、100万円くらいするのもあるらしい。ビクーニャは「繊維の宝石」や「神の糸」と呼ばれています。南米に生息しているので、ここでは販売しているわけがない。
カシミヤって聞くと高級で、温かく、カシミヤヤギから採取されるというイメージです。私もこれのショールと毛布を愛用していて、もう離せないです。すごく柔らかくて服にしっかりと吸い付いて、温かい。
パシュミナになると、さらに細い毛になるし軽い。ヒマラヤ山脈に生息するチャンドラ山羊の産毛を指し、カシミヤよりも希少価値が高いです。薄っぺらいという、印象ですが、いやいや、細いから仕方ない。
今回はベビーキャメルヘアーのものが欲しくて探した、探した。ドバイは温かいので、寒さ用の品物が簡単に見つからないんですよ。キャメルヘアーあるか?と聞くと、あるといいつつ、パシュミナかカシミヤを出してきます。
あるお店で、明らかに質感が違うのを出してきて、これか・・・というのが見つかりました。薄いけど、二重織のようになっていてます。要するに織り方がまったく違う。やわらかいだけじゃなく、少し毛羽立っています。
ラクダの毛は染められないんです。染まらないというか。それなんで、ベージュが主流になってしまいます。残念ですが、仕方ない。
パシュミナの綺麗な色のも買ってきたのだけれど、残念ながら、色むらを見つけてしまい、これは品物としては出せません。本当に残念です。さらにもう一枚はすごく大判なのに、糸がつれて、これも品物として出せないです。
それでもほしいから見せてくれとおっしゃる方がいたら、是非お声掛けください。
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