ギャンブル等依存症で困る

悩んでいるのは大抵ご家族の方です。相談に来るのも本人ではなく、ご家族、親族の方になります。

一般的に本人は依存症だと認めていません。ただ借金があるだけで、別にそんな大それた病気にはなっていないと思っているものです。

でも、その借金が増える一方でギャンブルをやれば勝てば返済できるという気持ちで深みにはまっていくのです。

ギャンブルは負けるほうが多く、いつかまた、勝つからやるんだという錯覚の繰り返しです。

でも、よくみていくと、勝った時でも、また、勝ちたいとなり、その勝った金額を借金へ返するのではなく、勝ったお金を元に、賭け事へ更につぎ込んでいく。この繰り返しになります。だんだん膨れてくる借金は、あれよあれよという間に何百万円となっていきます。

「なんとかしなきゃ」という気持ちはあるのだと思いますが、依存症だということは、認めていないのが現実です。

だから、家族がどんなに、病院へ行こうと誘っても、もう二度とやらないと約束しても同じことを繰り返していくものです。そもそも、それが依存症なのに。

借金が数百万円になってくると、督促状が届いて家族にも知られる結果になります。

そこから、ご本人の気持ちの中で、焦りとか、自己嫌悪になってしまい、うつ病になっていくというのも聞きます。

治す方法はありませんか?というご家族のご相談が多いので、こちらに書いてみました。

恐らく、孤独で悩んでいるのが今の現状です。だから、似たような人は沢山いるという事をまずお話して、どのようにして立ち直ったかを知る事から始めます。依存症の共通点を上げますね。

依存症になる人の性格の共通点。

① 自分の軟弱さに気が付いていない。ビビりとか。

② 返済は誰かがなんとかしてくれる。あるいはいつか自分でも返済できると思い込む。

③ 夢を追いかけて現実逃避をしている。

そういう「自分の性格と考え方」が偏っていると「自覚」ができた人が立ち直っているようです。

自覚させるのに多分家族では難しいと思います。上から目線で責めこんでいくでしょうから。
本人は「俺の何をわかっているんだ、何もわかっていないじゃないか」と思っていると思います。

そんな弱い人間じゃないし、偏っていないし、ちゃんと働いていると、自分を過信していますので、喧嘩に発展して、離婚になるのがパターンです。独身なら、闇バイトへと発展していくのではないかと思います。

早く、「自分の性格に気が付くこと」で立ち直りも早いです。このままじゃ、まずいと思えたらいいのです。

じゃ、家族では、本人の自覚を促すことができないならどうしたらいいの?という問題ですよね。

本人と似たような体験した人と話ができれば心を開くことができるかもしれません。

普通は自分からギャンブル依存なんだよという人はいませんよね。
大抵はギャンブルで勝っている時の話しかしませんので。

あるいは、お金の仕組みを知る事で、気が付くかもしれません。ギャンブルの仕組みとかです。

なぜギャンブルへ走って行ったのかの根本理由を知ってくると、利用されている側だと閃いてくれることがあります。

④ 煙草を止めようとしている人に自分のたばこを勧めて煙草を吸わせていくように甘い誘惑をする人と仲がいい。
そういう人を優しい人とか、わかってくれる人とか勘違いしている。

⑤ 嘘をつくのが平気という自覚がある。嘘を嘘でうわぬりしていく。都合が悪い事は嘘で固めていく。

⑥ 自分が嫌われたくない、仲良くしないといけないと他人の顔色を必要以上にうかがうところがあり、挙動不審。

こういう人がギャンブルへ入りやすい人の共通点です。言い換えれば依存症です。依存症はギャンブルに限らないです。一応念のため。

お金の仕組みでは、自分は悪に利用されている側だということへの自覚が必要なのです。

まず、悪党はギャンブルを仕掛ける側になります。元金が数百円で、数万円、数十万円になると(嘘)誘惑してきます。ほら、さっき言った①~③の依存症の人はこれにホイホイ騙される。

そんな訳ないでしょと気が付けないですね。

これは実は大手、中小企業にも当てはまります。

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