おんころ
「おんころ」という儀式?に参加してきました。ここに住んでいる町内会の女性が集まって9月12日の夜7時に以下の言葉を唱える儀式のようです。
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」
薬師如来のご真言です。
この言葉を約40分くらい唱え続けていくのです。
地元の女性達が座って大きな1つの輪になります。巨大数珠を右回りで回しながら、ご真言をずっと繰り返し唱えます。
お囃子の太鼓をたたく人が輪の中に二人入って、ずっとトントンと叩いています。
薬師如来はお薬を左手に持っていて、疾病を治癒して寿命を延ばして下さり、災害から身を守り、衣食など不自由なく、暮らして行けるようにと「無病息災」の儀式のようです。
「センダリ」「マトウギ」とは、病気の原因たる病原体や災厄の意味であり、「おん ころころ」については、https://blog.goo.ne.jp/zen9you/e/fa36cf2e4fd9f7aef04907041318ff48
が参考になるかと思います。
この儀式は私が新しく住んでいる地域の集合所の中に薬師如来が祀られており、外には山王神社があります。
「おんころ」の儀式がなぜ女性だけなのかはわからないです。
地域で古くから伝わる儀式の一つです。こういうことがこれから沢山出てくるのかもしれません。
本日近くの図書館へ行って地域の歴史について調べてきました。沢山資料があるので、楽しみができました。
ディスカッション
コメント一覧
地域でそういう儀式を行っているところがあるとは初め知りました。
メーテルさんは神様とご縁があるところに住まれる運命なのでしょうか。
コメントありがとうございます。古い土地柄だからではないでしょうか。きっと疫病が流行った時、お祈りをささげたことがあるのではないでしょうか。
苗字が同じ人が多く、昔からの人が多く住んでいます。お祭りも多いようです。
真言なので、密教ですかね。私の檀家は真言宗なので、何かのご縁があるかもしれません。