侘び寂び

日本人の心を語るとき、「わびさび」の部分を語ることがありますが、実際説明できる人は少ないのと違いますか?

お茶の世界だったり、日本伝統の文芸などを現わすときに利用する言葉です。

茶道、華道、香道、舞踊、雅楽、歌舞伎、人形浄瑠璃文楽、能、色々ありますが、日本の文芸はしっとりしていますね。

「侘び寂び」の説明を調べてみると

華麗なものを一切そぎ落とした世界の美しさ。それこそが「わび」の心であり、もう一つの「さび」については、

古くなることで出てくる味わいや、朽ちていく様子に対して、美しいと感じる心に美を求めるのが「さび」の意味

と言われています。

では、「侘び寂び」をリーディングで説明してみましょう。

静の意味がありそうです。

侘びは木の枝に冬の初めに一枚下がった葉が下向きにじっとしている状態です。地味の中に深みを見つけると言う感じです。
あるいは木が枯れていながら、動かずじっとしている様子です。若さで激しく動く様子とは正反対で、人で言えば年配の領域でしょう。枯れるという言葉に抵抗ありましたが、今では良い意味に感じるようになりました。

寂びも同様なのですが、余計なものを全て落として乾燥しきった花です。下向きに花びらが開いているビジョンでした。乾いた花は色もないのに、質素さに価値を見出していく。

両者とも静粛の中に「味」をだしているような感じです。冬に美を語るみたいな感じです。

日本の伝統の美ってラテンとは正反対ですね。地図上でも正反対ですけど。