映像の怖さ

エイゼンシュテイン映画監督をご存じでしょうか?

最も有名な映画作品は1925年の『戦艦ポチョムキン』があります。上下関係への不満に対する反乱のような内容です。
内容というより、彼のモンタージュ手法が特に有名なことです。プロバガンダに活用されているからです。

その方法は日本語の文字からヒントを得たと言われています。

二つの文字を組み合わせて全く別の意味に変わることがあるというのです。それは日本語を学んで理解したことが始まりでした。

反 坂 板 「反」に「土辺の時」と「木辺の時」の組み合わせによって意味が違うようにです。このやり方を映画に利用したのです。例えば、みんなが歓声している場面をイギリスで撮って、ヒットラーの演説の前後に付けて、一つにする。それを民衆に流すことで、人々は同じ気持ちになり、ヒットラーという英雄を作り出していったと言われています。

こういった、トリックのようなやり方は、戦争という正当性、武器を買うための資金集めなどのためにプロパガンダしていったのです。

今もそれは行われています。

そうなれば、ワクチンも? ウクライナも? 憲法改正草案も? 裏に隠させている目的って何かあるのかもしれません。

と言って、陰謀論が正しいとも言えません。陰謀論ばかりを信じている人もいるので、偏見には気を付けましょう。

エイゼンシュテイン映画監督は「映像のモンタージュは巨大な魔術である。それは人々の心に強力な感動を与える唯一の手段だ。だが、ささいなカットの違いには、全体の意味を逆転させる力もある。映像にはこうした複雑な可能性が横たわっているのだ。だからこそ我々は、過去の経験から学ばなけれはならない。思考を鋭く研ぎ澄まさなければならない。それが、我々の未来の利益のために必要な事なのだ。」

と言っています。

放送されているすべてが真実なのか?という見分けは各自が判断するだけの「思考」を持っていないとならないのです。誰かが言っていたという話だけで、横流ししているようではだめです。

真実は何か、矛盾はないか? 偏った思い込みはないか?
真実は公平に相手(反対側)の事も知る。そのうえで理解を深め、思い込みを防ぐことから、始まるのではないでしょうか。