ポジティブシンキングの誤解

ポジティブって、明るくふるまうことじゃないし、にこにこしていたらポジティブというわけではありません。

結構間違えている方多いように思います。

未来のことをどう考えているかを訊くとポジティブか、ネガティブかわかりやすいです。

あなたは、10年後どうなりたいですか?

の質問に

わからない。そんなこと考えたことない。なるようになるだろう。

といったように具現化できない方はネガティブの部類です。
面倒なこと、いやなことに対して、向かい合わないでやり過ごしてしまう。

こういう人は多分、今のことしか考えられないように思います。未来の社会の予想もできない。

そうです、その否定こそが、ネガティブなんです。

ポジティブな人の答えは、具現化しています。

10年後には○○の仕事をしていく。社会は○○になるだろうから、自分はこんなことができるようにする。

現実的に未来の予想ができる人はポジティブです。今から行動を起こすことを考えているからです。

今の社会を肯定的に考えて、そこに自分を置き換えて、どうやって適合していくか、その考えが浮かぶ人はポジティブ思考をしているのです。

要するに予想が的確で、そのうえで自分の行動を考えていくからです。可能な行動を常に考えていきます。

ありがちな偽ポジティブなのが、頑張ります。やりたいです。できるようにしたいです。やってみます。努力します。

どう頑張るのか、どう努力するのか、何をやるのか、何一つ具現化していません。どんなにやる気のあるような言葉を使っていても、これはポジティブではありません。

多分、いつまでたっても、頑張ります。努力します。としか言わないと思います。

期待はできないというしかありません。

やる気はあるのでしょうが、現実化しないというのが結論でしょう。ポジティブに聞こえますが、結果が付いてこないのは根っこにネガティブがあるからです。

今までだって努力しているんだけど、できないんだよ。
こんなに頑張っていても、まだだと言われていて、自分にはこれ以上どうにもならないんだよ。

でも、努力します、頑張りますと言わないと、また、怒るでしょ?

なんていえばこの苦痛の時間は終わるの?

という本音が隠されていたりします。

何がいけなかったのか、何を直すのか、これから、どのように改善していくのか、具現化できない会話には空論しかならないのです。

ポジティブな考えを身に着けていきましょう。言葉のポジティブではなく、ポジティブシンキングです。