脳トレって出来るもの?

「脳トレ効果は筋トレよりも現れやすいのです」と公立諏訪東京理科大学工学部教授の篠原菊紀さん。
最近得に「脳の老化」のサインだろうかと思う事が多いです。

特にマニュアルとか、手順を読んでも、同じことが出来ない時があります。
見落としているところがあるのです。

前なら見落としていても、出来たものです。予想やら、勘やらが働いていたのかもしれません。

今では、他の人はできているのに、自分だけが出来ないという事は本当によくあります。
だからこそ、ヤバさを感じています。

物忘れに関しても、メモしていても、そのメモが多すぎて、また忘れていたりなんて事が最近起きています。
このままじゃまずい。脳トレってどうすればいいのでしょうか。

結論から言うとルーティン生活が衰えさせていく原因のようです。一度に複数のタスクを行うような作業で脳は活性化するというのです。
面倒な事はしたくありません。なんて言っているあなた、脳の老化を進めています。

専門科の知識を借りましょう。脳は活性化できる。放っておくとそのまま進行するが、脳トレするとしないとでは、10年先まで違いが出るようです。

「前頭前野」と「海馬」、「線条体」は老化に影響を与えます。ここら辺に原因があるようです。

 

脳トレ

① to do リストを書き出す。シンプルに、時系列でやるべきことのリストを並べて、上から片付けていくほうが脳のメモ帳を浪費しないようです。特に嫌だなーをしないとならない場合も同様で、「不安ごと書き出す」といいらしいです。やりたくないと言う気持ちも一度書いて、ここさえ終われば、「ストレスが消える」と書くのもいいかもしれません。

困った、どうしよう、という思いを外に出すと、脳のメモ帳が空いて、使いやすいようです。

②場所を変えて(移動して)記憶する、というやり方は記憶効率が高まると言われています。つまり海馬の働きが良くなるようです。

③あえて新たなことや、ややこしいことに挑戦していきましょう。

手作業やものづくり、楽器演奏などは脳の前頭前野を活性化します。
昨日より丁寧に仕上げるとか、10分以内に終える、といったミッションを自分で作り出していくといいみたいです。

④ボーとする時間をつくるといいようです。

10分位森や湖など自然の写真を見たりするだけで前頭前野の機能が増すという報告があります。何も考えない時間は脳の記憶を統合し、ひらめきを導き出す「デフォルトモードネットワーク」という部位が活性化するようです。

 

「線条体」やる気スイッチをオンにする方法

① 言い訳言わず、行動すれば、やる気はスイッチが入ると言います。

朝起きたらまずは動く。あれして、これしてと、行動する。行動するとやる気が生まれ、その行動は維持されます。
行動というものは、始めてしまえばやめるほうが難しくなるという特質を持っていて、線条体は、行動と「快感」を結びつける部位、まずは四の五言わず取り掛かれってことですね。

②ビデオカメラで引いて見るように実際に行動している自分を思い描いてみるといいようです。

「やります。頑張ります」というのは空回りです。線条体に繋がっていないからです。だからこそ、行動しているビジョンを利用するのです。これもルーティーンにならないように「お味噌汁の具を刻んでいるビジョンを想像して、何分で仕上がるかまで想像する」そんなイメージまで出来上がります。

③集中力の持続する方法としては、休憩を小まめに取るといいです。

集中力が無くなるじゃないかと思われるかもしれませんが、テレビのCMも同じです。そういえばNHKのテレビは眠くなる率高いかもしれません。
集中力は開始15~20秒ほどでピークとなり、7分もすれば、ダレてくる。そ
こからはなだらかに下がり、10分、15分ぐらいで切れてしまう。

直ぐに、再度、線条体の活動を高めようとするよりは、10分、15分で休憩をしたほうが線条体の活動は維持するといいます。冷たい水を飲んだり、頸動脈など大きな動脈が通っている首を冷やしたりすると脳の働きがクリアにすると専門家はいいます。

言われた通りやったけど、ダメじゃん。という事もあるかもですが、考える力を養うように、自分で脳トレを工夫してみるというのが脳トレに良いと思います。