人魚

人のリーディングをしていて、前世が人魚という人がいました。

私は人魚を見たのは二回目です。

一度目は「恋愛をしない」男性でした。

彼は過去に人魚を好きになってしまった過去がある人でした。そんな馬鹿なと思いますが。

どうしても実らない恋に対して泣いている男性。目の前に人魚です。月明りの中での海の岩肌に座って話をしながら彼の方が涙を流しているのです。

人魚はその涙を見て、何故涙というものを出しているのかわからない様子です。

人魚自身、涙を流すことがありません。涙を持っていないからです。

男性がポロポロ流す涙を人魚が触ると真珠に変わります。それを小さな貝の器に入れていきます。涙って何?と男性に尋ねているのを見ていました。

男性の悲しい想いに対して、もう二度とこんなにつらい想いをしたくないという理由がかつてあったからでした。

 

もうひとりはゆっくりな動作で、寝坊してしまう理由を見ていた時でした。

人魚が奥深く暗いところまで海底へと向かいます。そういえば先ほどの男性の時の人魚も夜でした。
そして洞窟にたどり着いてその中に入っていきます。
そして、なんと、その人魚が下半身の魚の部分を洋服を脱ぐかのように脱いで、普通の人の脚になって洞窟の中を歩いていました。

まるで人間の様に。

普段からのんびりでゆっくりな動きなのは、水の抵抗があるから、良く寝るのは暗い海底の方で生活していたから、明るいのが苦手。そういえば夜型人間だと話していました。