宝飾展示会
毎年あるのですが、やっぱりすごい人だかり。業者しか入れない買い付け場です。
宝飾になると、見本ではなくて、その場で買っていきます。何しろ卸の人達しかいないですから。
ガードマンが沢山立っています。宝石は飛び交う金額が凄い。札束が目の前で行き来します。
凄いところだと、人だかりがものすごいから、商品の所にたどり着けない。勿論外国人も買い付けに来ます。
今じゃ、外国へ買い付けも円安なので、買いに行けないし。飛行機、宿泊代入れたら、こういうところで買った方が得だと思います。
ルース卸の所の人だかりがこんなにすごいとは・・・ルースは安くて綺麗なのが多いですからね。でも、大抵、熱処理、照射処理しているものなので、綺麗なのは当然。無処理のルースは大変高価で取引されます。
その点、原石は安くて大きくて、処理していないから、買う人もわかっている人が買っているのだと思います。
ルースはケースに入っているから開けて見れない。
買取の時、沢山の色々なルースをカンに入れている人がいました。ものすごく勿体ない。
石だって角があります。石同士ぶつかって、弱い方が欠けます。だから、ルースケースに入っているのに。
欠け傷が見られるような買い付けが出来るところは、これまた、雰囲気が違う。
グラムで買い付けなので、それこそ、一個、一個、見ることができます。ルーペ必須。
時間かかるけど、掘り出し物もあったりします。
そういうところは人だかりが少ない。業者専門。ダイヤモンドなどはそういう買い付けがいいですね。ダイヤモンドのカラーはカラー専門の業者がいます。ピンク、ブルー、イエローと全て色別で得意な会社が違います。これも見て歩くと楽しいです。
そうそう、アンバー(琥珀)専門店も買い付けのお品になります。今回、ロシアの業者が来ていませんでした。
いつもすごい人だかりなのに。
琥珀はバルト海沿岸地方産の琥珀は、その美しさから“北方の金”とも呼ばれ、有名です。特にインタリオの技術も素晴らしいです。ロシア、リトアニア、ポーランド付近で取れます。ロシア?と気が付いた人は素晴らしい。
https://diamond.jp/articles/-/302483
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地図を見て下さい。リトアニアのすぐ下にロシアとあります。
ここら辺が琥珀が取れるところです。ロシアはリトアニアにこの領域を渡さなかった場所です。良質の琥珀が取れる場所だから。ロシアらしい。
インタリオとは裏から掘って絵を浮き上がらせて見せます。カメオの反対版と言えばわかりやすいでしょうか。
そして間違えて入ってしまったべっ甲屋さん。ここも専門店。べっ甲は高値で取引されます。小売店で見てもご存じだと思いますが。
何故なら薄く亀の甲羅をはがして重ねて厚くするからです。要するに手間暇かけてべっ甲が出来ます。
べっ甲も話すと長くなりますね。色の種類は取れる場所が違うからです。
琥珀、べっ甲はプラスチックの偽物が沢山出回っています。安価はプラスチックです。
まだべっ甲の方が見分け付けやすいです。高価なものを買うのには、展示会へ行くしかありません。
両者とも大抵グラムで買います。expensive💦
ディスカッション
コメント一覧
お疲れ様でした。
ルースは小さいですが、原石のように身に着けず飾って置いても良いのですか?
コメントありがとうございます。ルースケースに入っているなら、飾れると思います。ルースケースから出して触っている方もいるかと思いますが、ルースは滑って落としやすいので、傷つけたり欠けたりします。ルースケースから出さないで、眺めている方がいいと思います。
傷や欠けはエネルギーが変わった証拠です。
ルースは小さいので、身に着けたほうがいいとは思います。そのために削られたのですから。
その日の約束事とか、会う人の事を思いながら、ファッション的に選ぶところがアクセサリーのいいところですね。